2024年11月5回目 コシヒカリ

日本の科学者たちが温暖化により
品質が落ちているコシヒカリの危機を救おうと研究を重ねています。
私たち日本人は毎日お米を食べます。
季節の行事では、例えば端午の節句には柏餅を
十五夜にはお月見団子を用意するなど年間行事にも米は密接に関わっています。
年末年始には収穫したお米から餅つきをしたり、稲藁でしめ縄を作ったりしていました。
各家庭で当たり前のようにあった畳も中心部分には稲藁があることを知りました。
そして草鞋や蓑、網笠も作っていたことを思い返すと、
米は食文化だけでなく、衣食住全てに関わっていたということに気付かされます。
また田植えは、苗を等間隔にまっすぐ植えていきますが
日本人の手の器用さや細やかな性格が育まれたのもこの米文化にありそうですね。
丁寧に一つ一つ想いを込めて作っていく。
米という言葉も、”コメる”という意味の言葉から来ているそうですよ。
最後に江戸時代後期、農村復興に導いた二宮尊徳の残した歌を紹介します。
”米まけば米草はえて米の花咲きつつ米の実のる世の中”
稲の種をまくと米が実ります。
すごく当たり前のことですが、これはそんな簡単な意味ではなく
”よき種を蒔けば、よき花が咲いて、よき実りがある”という意味合いがあります。
逆に言うと悪い種を蒔けば悪い実りを得てしまう・・・と言うことになりますね。
みんなが頑張っているエネルギーがどこに向かうべきなのかを教えてくれているように思います。
日本米は先祖が渾身のエネルギーを込めて繋いでくれた”命の種”です。
私たちのアイデンティティですね。
コシヒカリの研究を重ねている科学者たちのように
自分の人生や周りの人たちにどんな実りをもたらしたいかよく考えて
それに相応しい種をできるだけたくさん蒔きたいね、と子供達に話しました。
日本人として身に付けておきたいことを学べたアトプリとなりました。
今回はチームアトプリ kmがお届けしました。
アトムズプリントとは
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幼児期から高学年まで幅広い年代に
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